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魚眼レンズを作ろう
ドアスコープで作るピンホールレンズ用魚眼コンバージョンレンズ


今回製作するのはピンホールカメラのレンズの前に付けて使うコンバージョンレンズで魚眼レンズに近いものです、
なお、ここでは各ビデオカメラの画質については拘りがありません、あくまでも画角についてのみの趣です
サングラス型、腕時計型、親指大のビデオカメラ、何れもピンホールレンズ
サングラス型、腕時計型、親指大のビデオカメラ、何れもピンホールレンズ

尚、カメラレンズが直径で5mm以上有れば市販のコンバージョンレンズを使った方がいいと思いますよ!、
この頃はビデオカメラでさえピンホールレンズを使うような時代になって参りました!、
ですが、どのカメラにも言えることですが望遠側に寄ってるレンズが殆どで私の使い方では非常に使い辛い、
なにしろ、ワイドでなければカメラでないとまでは云わないが、
結局の処、眼で見たそのまんまを撮りたい訳で、そうなると120°〜180°くらいのレンズが欲しくなる!、
で〜、ネットを徘徊してもピンホールレンズに付けて使うワイドコンバージョンレンズは皆無でした、
市販のドアスコープや魚露眼8号というレンズもピンホールレンズには使えないと思います、
それは鏡筒が長く後玉レンズが大きすぎるからです、
後玉レンズが大きすぎると思ったほど広角にはなりません、
ここで考慮して戴きたいのはコンバージョンレンズの後玉の直径とカメラ側レンズの直径が問題で、
心持ちコンバージョン側の後玉が大きくないと使えません、
使えたとしても外周が相当欠られてしまうでしょう、
まぁこのレンズは本来はドアスコープなので鏡筒が長いので欠られてしまうのは当然ですが、、、
で、このレンズは高いので今回製作するレンズは安いドアスコープ(ドアビューとかドアメガネ)の対物側を使います、
鏡筒が真鍮で出来ていますので頭の部分、つまり凹レンズの部分を金鋸で切ります、
顕微鏡の200x用の対物レンズの先っちょ、ドアスコープの対物レンズの先っちょ
顕微鏡の200x用の対物レンズの先っちょ、  ドアスコープの対物レンズの先っちょ
今回はワッシャーを使わなくてもピントが合っちゃいました!


このドアスコープの接眼レンズ(凸レンズ)は使いません、
何故使わないかというと焦点距離が元のそのまんま長いからです!、
結局、焦点を合わせると鏡筒が元の長さとなるためで、鏡筒壁が映ってしまうため使いません、
まっ、捨てずにルーペとして使って下さいなっ!、
この鏡筒を短くするのに顕微鏡の対物レンズを使います、
何年か前に秋葉原で¥980円で買った教材用の安い顕微鏡で殆ど使ってませんでした、
玩具の顕微鏡
一度、自分の精子を見ただけでしたな!、オイオイ♪男なら必ず見るでしょ!アハハ♪

100x、200x、300xの顕微鏡で、
300xはこの顕微鏡が使えるように残しました、
100xと200x用の対物レンズも鏡筒が長いのでの頭の部分だけ切り取ります、
200xの顕微鏡対物レンズ先っちょ裏側、ドアスコープ対物レンズ先っちょ裏側
200xの顕微鏡対物レンズ先っちょ裏側、  ドアスコープ対物レンズ先っちょ裏側

100xより200xのほうが鏡筒が短くなります、
というよりレンズは接近していますので鏡筒部分は無いと云った方がいいと思います、
おそらく300xのレンズでは凹レンズに相当近くにくっつけるようになるでしょう、
眼で見てピント合わせをするのに間にワッシャーを使います、
幾つか間にワッシャーを入れてピントが合ったら接着剤で固めます、
この接着剤ですが、アロンアルファなどの瞬間接着剤は使わないで下さい
これ使うと固まったとき白い粉を吹き、これがレンズに付いてしまいますよ!、
これでピンホールレンズ用魚眼コンバージョンレンズの完成です、
ピンホールレンズ用魚眼コンバージョンレンズ
レンズの傾きとピントと修正が終了して接着剤で固める、ミリ(mm)単位の微妙な作業ですので慎重に♪
レンズの間に接着剤を入れて傾きの補正と共に覗きながらピントを合わせます、
上手くいきますと対物レンズ側から見ますと望遠鏡とあいなります!

鏡筒が無いのでカメラに付けたとき格好いいと思います、 大変良く出来ました教頭先生 
¥2000円で作るピンホールカメラ用魚眼コンバージョンレンズの完成です
カメラに固定するには皆さん独自に考えて頂〜戴っ〜♪!。


★サングラス型ビデオカメラ
関連記事:野切り屋Web日記 2008/12/19日&22日付け参照
Amazonで¥12800円だったかな
このカメラが一番重宝している、使い易いし、手が自由に使える!、130万画素、画質まぁまぁ、白飛び無しが優秀!

  
サングラス型ビデオカメラ+160°魚眼

  こちらの画像は魚眼レンズを付けない前の画像です>→
    3GPからWMVに変換していますので
    多少画質が悪くなっています (撮影: 三原山裏砂漠)
かなり怪しい・・・いやっ絶対怪しい!、撮るときは 「これはビデオカメラです」 と一言!
グラスも取り外しできるのでもっと怪しくなります(笑)、怪しさ100%以上、白い目で見られること間違いなし!(笑)
それでは、怪しまれずに撮る方法をここを見て戴いた方だけに極秘!に公開致します。 ここクリック→ [ 怪しまれずに撮る方法 ]

撮影ポイント
上記の映像はこのサングラス型にここで作った魚眼レンズを付けて撮ったもので3GPからWMVに変換していますので多少画質が悪くなっています、撮影場所は地点
なお、撮影地点には道がありませんので来ないでね♪迷っちゃいますよっ!


★腕時計型ビデオカメラ
ネットで¥140000円くらいだったと思う、今は¥10000円以下で買えるかも!
モニター付きだから撮るのは確実だが、アングル決めるのに結構難しい、
カメラとモニターは90°になってると使い易いんだが!、ど〜〜も撮りにくい!

腕時計型ビデオカメラ  
モニター見ながら撮れるから確実!、、、でもやはり怪しい感じ・・・
もう少し広角が欲しいところだが、180°のドアスコープではレンズが大きすぎてバンドに当たってしまうので160°にした、
カメラは30万画素でVGA撮り(640x480)AVIを320x240でwmvに変換してあるので画質が悪くなってます、
屋内撮影ではもう少し明るい方がいいが、野外撮影では白飛びがかなりある、液晶モニターも野外では曇り空であっても非常に見え難い、

カメラの中を開けてみた、 裏蓋は4本のネジで固定されている、 裏蓋はパッキン無しである、 筐体はダイキャストで丈夫、
マイクユニットが宙ぶらりん・・・であるがこれは正解、何故かというと本体にがっちり固定すると振動でノイズを拾ってしまうからである、
音の取り入れ口が無いようだがUSB端子に隙間がありここから音を拾っているようです。

★親指大ビデオカメラ
Yahooオークションで¥4900円での落札品
ちっこくて可愛いが可成り重量がある、この大きさで200万画素、画質まぁまぁ!、胸のポケットに挟んで使う。

親指大型ビデオカメラ  
首に提げてアクセサリー代わりに!、、、どこ撮ってんのよっ! 
御覧のようにかなり白飛びがあり、エッジも強すぎる、ホワイトバランスが悪い、曇ならそこそこ見られる画像になるでしょう!(AVI→WMVに変換)

というわけでファインダーも無ければモニターも無い、おまけに望遠寄りでは一体何処を撮ってんだか判らない、
だから少しくらい被写体がズレても撮れる広角が必要なんですな!


下記の画像はチューインガム型ビデオカメラにここで作った160°レンズを付けて上記の親指大カメラと同時に撮影したものです
チューインガム型ビデオカメラ
見た目とは裏腹にかなり優秀です、白飛びもあまり無く、色合いが良い、画質はどちらも200万画素であるが親指大カメラより良い(AVI→WMVに変換)
画像が円形でなく歪んでいますがこれはレンズが傾いているためで、この修正がモニターを見ながら出来ないため非常に難しいです
ほんのちょっとの傾きで画像が歪みます?(魚眼なんだから最初から歪んでいるのさっ♪〜)

★手持ちのワイドコンバージョンレンズ
後列左から58mm用 (120°)、52mm用 (120°)、ねじ切り無しで20mmくらい (120°)
前列左は携帯電話用で磁石で装着するタイプ (180°)
ワイドコンバージョンレンズ
写真前列右3個が今回製作したピンホールレンズ用魚眼ワイドコンバージョンレンズ (160°)、他は既製品
近日中に190°のドアスコープで3個作る予定。(いい加減によせと言う声が・・・!)ピンホールカメラ売るほど有るんで・・・!
んで〜、魚眼に凝るともっとワイドが欲しくなっちゃうんだよね〜、
どちら様か180°魚眼を左右に付けてプリズムで像を結ばせて360°(トンボの眼)てのを作って下さい←こういう発想は得意です!
ん〜で〜、ワイドばっかりなんだけど望遠レンズは?・・・・・まったく興味ありません!


↓近日中に、こんなのも来ますので撮影画像アップ予定、乞う御期待、このカメラには上記画像前列左の180°レンズを付けます (トダ精工 K180)
nexxion WS-MC038 前側 nexxion WS-MC038 モニター側
    ↑レンズ側、        ↑モニター側、  画角180°とまではいかないがこのくらいの広角なら まぁ〜いいかぁ! (AVI 640x480 → AVI 320x240)
 モニター付きで使い易そう、なんと¥2,980。

先日このカメラを入手しましたので気付いたことなど・・・・・
画質はそれなりに綺麗です、なにしろモニターがあるお陰でアングルが執り易い、
画像が少々ピンボケなのはトダ精工のK180自体がピンボケ(笑)であるためでオリジナルレンズではピンボケは無い!
撮影も再生も簡単操作、電源は単三乾電池2本、
レンズはボードレンズを使っているようだが接着されているようでレンズを外すことが出来ず交換できなかった、
このカメラはピンホールレンズではないが、トダ精工のK180という携帯用の180°魚眼レンズを取り付けた、
レンズカバーは簡単に取り外れるので接着剤で固定した。

悪いところは、本体で再生すると音声に雑音が混ざってしまう、可成りの音量でジッジッジッと耳障りである、
マイクユニットはケースに直付けされているので浮かせてみたが雑音は軽減されることはなかった、
基盤自体がシールドされてないので部品のどこからかのノイズを拾っていると思われる、
PCに録画ファイルをコピーしての再生ではこの雑音は出ない。
撮った画像も即再生できるのであるが、赤い録画ボタンの左側下の細長く白いボタンが削除ボタンになっており、
うっかり押すとせっかく撮った画像が削除されてしまう、このボタンの頭を削って、うっかり押下しないようにした。


可成り暗くても撮れるというディ&ナイトビデオカメラ    未だ撮影画像アップしていません
ディ&ナイトビデオカメラ  
トダ精工製K180を付けて撮ると上記カメラくらいの画角となります


胸のポケットに挿して使うボールペン型ビデオカメラ (AVI 640x480→AVI 320x240)
ボールペン型ビデオカメラ  
ビデオカメラも流石にここまで小型になると持ち歩くに苦にはならず何個か持ち歩きたくなる、上記の撮影は先日亡くなった同級生のお通夜にて、
下画像はこのカメラにここで作った160°ドアスコープを付けて撮影
ボールペン型ビデオカメラ+160°魚眼  
円周魚眼に近い画角となっている、画像はVGA(640x480)AVIを320x240のWMVに変換、
160°でもカメラによって映る範囲が相当違うことが判る、
カチャカチャと音がするのは電源ボタンが動くためでこのカメラの一番悪いところ、設計者は知っているのかな?
ここで作ったドアスコープ改造レンズを装着するには少々改造しなくてはなりません、
カメラレンズとクリップの間が狭いのでクリップ上側を削らなければ取り付け出来ません。

こちらのカメラはNHJのche-ez!、 ピンホールのボードレンズにここで作った190°レンズを取り付けた
Che-ez!+190°魚眼  
130万画素VGA→QVGAに変換してあります、
オリジナルのピンホールレンズが明る過ぎるのか絞りが上手く作動していなくて明るいところでは白飛びが酷く使い物になりませんでした、
このワイドレンズを付けるとレンズ自体が暗いため丁度良い絞り加減になるようです、使えるカメラになりました。

更新日 2009/09/26/

参考になったサイト様:デジカメとあそぼう  D-snap SV-AS10 「偽」虫の目カメラ化計画

レンズって よっ!

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