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■快適で安全なPCにするための設定
標準の状態では見た目の効果などを優先した設定でありPCの内部的に不要な負荷がかかっています。PCとして快適に使うための設定をしましょう。代表的な設定を紹介しますが各人においてさらなる快適な環境を作ってください。
■仮想メモリ(別名スワップファイル)の固定化
最近のPCは128MBのメモリが標準搭載になっています。Windowsにはメモリの有効活用の手段としてメモリ(物理メモリと言います)の一部を仮想メモリ(スワップファイル=ハードディスクに自動的に作られる言わばメモリの一時退避場)に移動させたり戻したりしています。
このスワップファイルがある意味曲者でして状況に応じて大きさが可変します。このサイズの可変によりどうなるかと言いますと、例えばある時に5MBのサイズのメモリをスワップファイルに退避させたとしましょう。ところがスワップファイルは全て使っていたので5MB分自動的に拡張されます。スワップファイルはハードディスク(HDD)にあるわけですから「連続した5MBの領域」を確保するとは言い切れません。言い換えると5MBを分割させてHDDに保存する格好になります。これを分断化(フラグメント)と言います。簡単な例を言いますと、お皿に豆が50個あります。部屋の中にもバラバラにまき散らした50個の豆があります。お母さんに豆を50個持って来てって言われました。さて、どちらの豆が早く持って行けるでしょうか。こんなのお皿の豆って事はわかりますよね。お皿の豆を連続した5MB、バラバラの豆を分断化した5MB、お母さん(命令した人)はCPU、あなた(豆を持っていく人)はHDDに相当します。そうなんです。分断化しているとHDDが凄く忙しくなり仕事も遅くなっちゃうんですね。この分断化現象はスワップファイルだけではなく日頃PCを使っているとHDD内には当たり前に起こる現象です。聞いたことがあると思いますが「HDDの最適化(デフラグ)を時々行いましょう」ってこんな意味があるんですね。
*実はスワップファイルの自動拡張は使い切ったら拡張するわけではありません。ここらはOSのノウハウがあります。
■スワップファイルのサイズ固定化
物理メモリが128MB以上あり、サーバー用途しか使わない場合やアプリケーション(WORD、EXCELなど)の同時使用が数個程度ならスワップファイルのサイズは256MBに固定しておけば問題ありません。
サーバー用途であれば「バックラウンドサービス」にチェックを入れましょう。「仮想メモリ」の「変更」をクリック。
標準の設定では物理メモリの1.5倍〜3倍の範囲になっています。
初期サイズと最大サイズに「256MB」と入力し「設定」−「OK」。あまり大きくしても意味が無いので最大でも384MB位で良いと思います。
再起動のメッセージが出ますので指示に従って「OK」で進め再起動してください。
■画面の最適化
意味の無い無駄な装飾をやめましょう。デスクトップ画面のどこかを右クリックしプロパティを出します。
スクリーンセーバーは「なし」が良いです。
「ハードディスク〜」の設定には賛否両論がありますが私は下記のように設定してあります。
これ重要。
これも重要。
これは各人の好みで。
ここまでが基本的なパフォーマンスアップの設定です。
■administrator(最高権限者)のユーザー名の変更
administrator権限を持ったユーザー名は初期値で「administrator」になっています。このユーザー名を変更することはセキュリティ上重要なことです。
また「Guest」と言うユーザーも標準で設定されています。どちらにも「誰にもわからないユーザー名とパスワード」を設定しましょう(必須です)。
下記が標準の設定です。
チェックを入れ「administrator」を選択し「プロパティ」。
ユーザー名を変更します。
変更後「パスワードの設定」が出来ますので必ず設定してください。
同様に「Guest」もユーザー名とパスワードを設定し、その後チェックを外し「OK」。
PCを再起動すると設定が反映されますのでログオンに失敗します(正常な事です)。
ユーザー名とパスワードを入れるとログオンできます(この例ですと「ABCDユーザー(Administrator)」でログオンします)。パスワードは「大文字と小文字を区別しています」ので間違いのないように入力してください。
次回の再起動からは上記の画面は出ないで自動的に「ABCDユーザー」でログオンしちゃいます。
SAO「同じ自宅サーバー作ろうよ」計画! |